粘膜を強くして病気知らず??
粘液が少なくなると、病気にかかりやすくなる???粘膜を保護する粘液の重要な役割!
お肌と一緒で、うるおいは大切、カサカサでは細菌感染しやすくなってしまいます。体の外側だけでなく、内側にもうるおいは大切です!そこで、注目すべきは粘液!!!!
体内の粘膜のある所には、必ず粘液が存在します。粘液は、乾燥を防ぎ粘膜を保護する働きがあります。正常であれば、粘膜は粘液のお陰でしっとりと潤っているはずです。
・・・しかし、粘液量が減ってしまい乾燥してしまうと、さまざまなトラブルに発展してしまうわけです。
この粘液のお陰で、炎症などのトラブルから回避されています。また、体表面の皮膚と体内の粘膜は、つながっているだけに、実に深く密接な関係があります。
皮膚が乾燥ぎみの方は、粘液も少なくなっている傾向もあるようです。
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例えば、分かりやすい例で言うと、目の乾燥からくるドライアイ?目の表面の粘膜から分泌される粘液の減少により、涙の分泌が少なくなる事で起こります。
よって、目に潤いがなくなり、乾燥してしまうと、ちょっとした刺激でも目の表面が傷つきやすくなってしまうわけです。
このような事が、内臓内で起これば、内臓表面の粘膜が傷つき、何らかのダメージを受ける事になります(汗)
このように粘液は、とても大切な役割をしている事が理解できます。
粘膜は、皮膚表面から、そのまま口の中の粘膜を通って、体内の各消化間を通り抜け、ぐるっ~~っと一週しています!!
長生きされている方は、この粘液が上手く働いています。それは、まるで心強いボディーガードがいる!ようなものです(実に、頼もしい!)
・大気汚染
・細菌やウイルス
・寄生虫
・食べ物に含まれる有害物質
(着色料や保存料などの食品添加物)
上記のような汚染物質や、病気などから身を守り遠ざけたい!のであれば、体の粘液を減らしてしまわない工夫が大切です○^^○
さて、どうやって改善するのか?それは、ネバネバ成分を多く含むものを、食べものから摂取します。
これらを積極的に摂る事で、粘膜を保護する働きを補う事ができます。また、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を良くしてあげる事も改善につながります。
↓ネバネバ成分は、外部の刺激から体を守り、癌を初め、さまざまな病気を回避する事ができるのです○^^○
これらを、味方につけて、あらゆる病気から身を守りましょう。
ネバネバ成分 |
食べものが一番初めに届けられる胃の中は、消化を促すため強い胃酸が分泌されますが、そんな強烈な胃酸があるにも関わらず、胃壁が溶けてしまわないのは、胃の粘液が胃を保護してくれているお陰と言えます。
また、タンパク質を分解する酵素が含まれていて、タンパク質の吸収を助ける作用もあります。そして摂ったタンパク質が効率良くエネルギー源として使われる事で、疲労回復にもつながります。
レンコン、納豆、里芋、モロヘイヤ、おくら、山芋、なめこ、つるむらさき、明日葉、うなぎ、ドジョウ、ナマズ、コイ、昆布などは、このような食品には、ネバネバ成分が多く含まれます。(熱には弱い!)
レンコンパウダー(作り方)
レンコンは、パウダーにしてしまえば、毎日お手軽に、ネバネバ成分を摂取できます。
レンコンは良く洗い皮ごと2ミリくらいの薄い輪切りにして、2~3日くらい天日干しにします。カリカリに乾燥したらフードプロセッサーで粉にすれば出来上がりです。
そのまま、味噌汁やサラダ、納豆やヨーグルトなど、いろんな料理に振りかけて食べられるのでとても便利です○^^○
レンコンを冷凍保存
買ってきたレンコンは、冷凍保存が便利です。新鮮なうちに数㎝の輪切りにして酢水につけた後、軽く湯がいてから冷凍してしまいます。
煮物にしても、レンコンにシャキシャキ感が残っているので冷凍でも美味しく頂けます。必要な時にサッと使えて便利です。
ドジョウやうなぎ、などは体がヌルヌルしていますが、このように体全部は、粘液で包まれているので、病原体や外部の刺激から体を守る事ができています。
追記)
ネバネバ食品と言えば、その主成分として、ルチンがあげられていましたが、ムチンは、動物にしか含まれない、粘液の主成分で、理化学研究所の見解では、2018年1月の時点で、植物には、ムチンが確認されなかったようですm(__)m
ネバネバ成分と言えば、ルチン←×これは間違い×
詳しく、お知りになりたい方はこちら↓
理化学研究所
ラクトフェリン |
母乳に多く含まれますが、その他には、低温殺菌もしくは絞りたての牛乳、ラクトフェリン入りスキムミルク(脱脂粉乳)、赤ちゃんのミルク(はぐくみ)、ラクトフェリン入りヨーグルト、あとは微量ではありますが、ヨーグルトの上澄み、ナチュラルチーズなどにも含まれています。(熱に弱い!)
分泌型lgA (分泌型免疫グロブリンA) |
この分泌型lgAは、腸内で作られるので、腸内環境を良くしてあげる事で、増やす事ができます。ネバネバ食材を積極的に食べて、腸内フローラを活性化させてあげる事が近道です^^
リゾチーム |
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口の中は、病原体が真っ先に侵入してくる、いわばスタート地点でもあります。それだけに、油断はできません。良く噛む事で、口の中で唾液の分泌量を高めて、まずはできる限り、病原体の侵入を阻止する事が大切です。
また、唾液には食べものをスムーズに飲み込めるようにしたり、炭水化物を分解する酵素なども含まれ、消化を助けたりします。
とは言え、最近は口の中の粘液でもある唾液が減少傾向にある方が、増えてきているようです。唾液の分泌量が減ってしまうと、虫歯菌や歯周病菌が繁殖しやすくなったり、病原体に感染するリスクが増してしまいます。
料理する時に、少し歯ごたえのある食感を残す工夫をして、噛む回数を増やしたり、食事以外では、ガムを噛む事も有効です。たまに水分補給をしたり、舌を動かす運動も効果的です。舌を出したり入れたりする!名付けてベロベロ運動?(笑)
年齢を重ねるほどに、唾液の分泌量が減ってしまいます。しかし、これは唾液に関してだけではなく、体中の粘膜全体にも言える事です。年齢と共に肌がカサカサしてしまう?のと同じ原理ですね^^;
肌は、化粧水や乳液を塗れば、カバーできますが、体内の粘膜に潤いを与えようと思えば、何らかの対策なしでは、不可能です。肌だけではなく、体内の粘膜も上手にケアする事は、健康寿命を延す事にもつながっていきます○^^○
粘液を増やし、粘膜をいかに保護できるかどうかは、これから先の人生で、病気をいかに遠ざけ、健康に暮らせるか?どうか?と言う点で大きく左右されそうです!
と言う事で、早速今日から、ネバネバした食品を積極的に摂る事から始めてはいかがでしょうか^^
ネバネバ食品は、体内の粘膜をコーティングしながら保護し有害なものから守ってくれます。そして、腸内環境を整え、便の通りをスムーズにしてくれますので、毎日欠かさず食べる事が大切です。まさに、継続は力なり!と言う感じでしょうか?
そして、
免疫システムの約6割をつかさどる!と言われる大腸を元気にして、粘液物質4のうちの一つでもある、分泌型lgAを増やしてあげましょう。
lgAとは、免疫グロブリンAの事で、若い方でもストレスを多く受けたり、生活環境の乱れにより、免疫グロブリンの分泌が少ない方もいるようです、学校生活や、職場、人間関係のストレスなど、生きていればこんな悩みは、多かれ少なかれ誰でもあるものです。
ストレスや疲れを感じたら、背筋をピン!!と伸ばし、深~く長い深呼吸をしましょう。息は1.2.3.4で息を吸って1.2.3.4.5.6.7.8で長く吐き出します。
例え、ストレスや疲れで、交感神経が優位になってしまっても、この深~く長い深呼吸で、副交感神経を優位にする事ができます。
場所を選ばず、いつでもできるので、学校で、職場で、そして家事の合間でも、たまった疲れをリセットしてあげましょう。
そして、1日の終わりには、自分の好きな事で気分転換をはかりましょう。嫌な事はサッサっと忘れ、面白い映画やテレビなどを見て、リラックスをし、笑える時間をつくりましょう。笑う事で免疫グロブリンが分泌が活性化されます。
ストレスはすべての病につながります。たまには、そっと肩の力を抜いて、気持ちを軽くしてあげましょう・・・。素直に何でも笑えた子供の頃とは違い、年齢を重ねるにつれ、笑う回数が減ってしまう?のだとか・・。
最近、笑っていますか?笑う回数が減っていませんか?1日の終わり、鏡に映る自分の顔は、どんな顔をしていますか?疲れて引きつってはいませんか(汗)
笑う事は、動物の中でも人間にしかできないそうです。
お天気と一緒で、いろんな日がありますが、笑って過ごす時間を意識して作りましょう。人間だけが持つ笑顔は本当に素敵なのです。それは不思議と連鎖し、周りもつられて笑顔になります。笑う事は、人間だけの特権ですので、悪い病魔が忍び寄らないためにも、笑顔を味方につけましょう。
また音楽鑑賞であったり、アロマテラピー(好きな香り)でリラックスしている時は、副交感神経が優位になり、粘液の分泌が良くなるそうです。心の平穏は大切です。それ以外には、水泳やウオーキングなど、適度な運動をする事でも同じような効果が得られます。
最後に、
油も大切、体に良い油選び!
粘膜や皮膚を強くするために貢献してくれる油は、αリノレン酸になります。最近では、もう定着しつつありますが、亜麻仁油やエゴマ油と言ったものです。
粘膜を強くするだけでなく、アレルギーを抑制したり、悪いコレステロールを運んで行ってくれる作用もあるので、血栓などの予防にもなります。
些細な事ではありますが、このように、いつも使っている油を、亜麻仁油などに変えてみるのも良いですネ。
日々の些細な心がけ一つで、健康寿命を左右する粘膜を強くし粘液を増やす事にもつながる!と言う事です○^^○
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この記事を書いている人 学生の頃は栄養学を学んでいましたが、平成9年10月に調理師免許を取得しました。家族の健康の為に、そして料理の幅を広げるため、後に国際薬膳師となりました。栄養学とは、また違う切り口の薬膳は、自分にとっても、とても新鮮で奥が深く学べば学ぶほど、新たな発見がありました。今は、こうして家族の健康に寄り添い、薬膳を初めて体の不調もグッと改善された事を実感しているので、現在は見事に薬膳の世界に魅了されています○^^○薬膳は、本当に知れば知るほど面白いです♡ 薬膳club 管理人 miho sugiura |