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夏ばてに効く食べ物(薬膳)


意外と怖い?夏バテ?

自分でも、まだこれくらいなら大丈夫??と思っている間に、ジワジワと忍びよってきます。意識を失うほど深刻な状況になる事もあるので、自己判断で大丈夫?と思わないで、早め早めの対処が大切です。

そして、夏バテにも、いろいろタイプがあります。みんな同じじゃないの?って思いますが、自分がどのタイプの夏バテに当てはまるのかを、まず知る事が大切です。

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中医薬膳からみた夏バテとは?
夏バテ!は、実はとても奥が深く、一言では片付けられません・・。それぞれ置かれている環境や食生活で、その原因もさまざまです。

あらためて振り返って見ると、きっと思いあたる事があると思います。

つまり、夏バテの症状?が出てきてしまうのは、何かしら原因が隠れているわけですが・・

なぜ?だるい?

なぜ?食欲がなくなる?など・・・

その何故?そうなったのか?を知る事が大切です。

自分がどのタイプの夏バテに当てはまるのか?
下記に当てはまるタイプがあれば、その食ベ物は、特に積極的に摂りましょう^^

暑さが身に染みるこの季節、日中外にいる事が多い人、また炎天下に長時間いたり、暑い室内での仕事や運動などで、激しく体力を消耗している人・・。

逆に一日中冷房の効いた部屋から出られない?寝るときも冷房完備している人など。

とは言え、この時期はクーラーを上手に使う事は大切です。もう今までの、熱中症対策が通用しないくらい、地球の温度が上昇しています。これからも、さらなる上昇が予想されます。

そして、冷たい食べ物の食べ過ぎ、飲み過ぎ・・。など・・。

中医薬膳では、夏バテは下記のように、3つのタイプに分かれています。

夏ばての原因その1
【気虚(ききょ)タイプ気虚とは?詳しくはこちら


暑さのせいで、気が消耗してしまう事が原因です!
この気が低下してしまうと、その人が持つ生命力までもが低下してしまいます。

気が消耗する原因は季節だけに関わらず、どこにでも潜んでいますが、夏の暑さも気を消耗させてしまう、一つの原因ですね(汗)

気とは?
気は、視覚的にみる事はできないので、少し分かりにくいかもしれませんが・・

例えば・・・・
やるなど、いろいろありますが、○○など、のつくもの!これらの原動力のなるのが気です。例えば、何もやる気がしない?などは、気が消耗している気が抜けているサインの一つですね・・。

気とは、その人が持つ生命エネルギーの事です、生きる源とでも言いましょうか♡気は、過労やストレスや精神的なダメージが加わると、さらに気が消耗してしまいます。

気は、とてもダメージを受けやすく、デリケートで変わりやすいものです♡それゆえに、良くする事もできます!

疲れたら、適度な休息をとり体を休めてあげる事を忘れないようにしましょう。

また、たまったストレスを上手に逃がしてあげる工夫も大切ですね○○

気が消耗してしまうと、何が起こるのか?
食欲がなくなります。あまり食べられなくなる事で、栄養も片寄りがちになり、ダルさも伴うようになります。栄養不足に陥ると、いざと言う時、外敵と戦えません(汗)

こうした悪循環が続いてしまうと、その結果、夏風邪などを引きやすくなります。これは、気が消耗している証拠です。

人間ですので、気の浮き沈みは誰でも起こりうる事です。今まで、あまりに関して意識した事がない方でも、この機に、気と言う存在を意識してみては、いかがでしょうか?

気が失いかけていないか?凄く疲れてたんだな?何だか無気力?とか、いろいろ思う事があるはずです。心と体は一心同体です。ただ、人の体は上手い具合にできていて、消耗した気も一晩寝れば回復します。

それゆえに失った気を回復する為にも、充分な睡眠も大切になります

しかし気は変化しやすいもの、もし気の消耗を感じたら、下記のような気を補う食材を食べてカバーしましょう○^^○

前頭でも、ふれましたが、気はその人が持つ生命力で、健康維持に欠かせない3本柱の一つです.

3本柱なだけに、どの柱が欠けても体調を崩してしまうので、この3本柱のバランスがとても大切になってきます。

この3本柱とは、以外に、がございます。(・水・土とは?←詳しくはこちら

夏ばてで消耗した気を補う薬膳食材


気虚タイプの場合は、まず、下記にような、消耗した気を補ってくれる食材を、積極的に摂りましょう。

帰経とは
影響し作用する(助ける)場所を指します

五性とは
熱性・・温める力が強い
温・・温めるが弱い
平性(中性←温めも冷やしもしない)
涼性・・体の熱をとるもの
寒性・・熱を冷ます力が強いもの
の5つ性質があります。

しろきくらげ
帰経・・肺・胃・腎
五性・・平
五味・・甘・淡
体質・・気虚・血虚・陰虚
*気を補うほか、肌を潤し、喉の渇きを癒やします。

しいたけ
帰経・・胃・肝
五性・・平
五味・・甘
体質・・気虚・血虚・瘀血
*気を補い、胃腸の働きを改善させます。

うめ
帰経・・脾・肝・肺・大腸
五性・・平
五味・・渋・酸
体質・・気虚・陰虚
*気を補い消化を助け食欲を高めます。体内での水分代謝も高めるので、暑気あたりの改善に最適です。

キャベツ
帰経・・肝・胃・腎
五性・・平
五味・・甘
体質・・気虚・気滞・水毒
*気を補い、体の熱を取り除き、また余分な水分も排出する作用があります。胃腸の働きも助け食欲も高めてくれます。

とうもろこし
帰経・・胃・大腸
五性・・平
五味・・甘
体質・・気虚・水毒
*とうもろこしの自然な甘みは、気を補います。水分代謝を高め消化も助けます。

ブロッコリー
帰経・・肝・脾・腎
五性・・平
五味・・甘
体質・・気虚・気滞
*気を補い、生命力を高めます。

ほうれん草
帰経・・胃・肝
五性・・涼←体の熱をとる
五味・・甘
体質・・気虚・血虚・瘀血・陰虚・陽熱
*気を補い熱を鎮めます。

ヨーグルト
帰経・・肺・脾・肝
五性・・平
五味・・甘・酸
体質・・気虚・水毒
*気を補い、不眠を緩和し、体の熱を取り除きます。

牛乳
帰経・・心・肺
五性・・平
五味・・甘
体質・・気虚・血虚・陰虚
*気を補い、イライラを鎮め、精神を安定させます。

バナナ
帰経・・肺・脾・胃・大腸
五性・・寒←熱を冷ます力が強い
五味・・甘
体質・・気虚・陰虚・陽熱
*気を補い、体の熱を冷ます。

ぶどう
帰経・・肺・脾・胃・大腸
五性・・寒←熱を冷ます力が強い
五味・・甘
体質・・気虚・陰虚・陽熱
*気を補い、素早く疲労を回復する。

パイナップル
帰経・・腎・肺・脾
五性・・平
五味・・甘・酸
体質・・気虚・血虚・水毒
*気を補い、熱を冷まし喉の渇きを癒やしたり、消化を助けます。暑さからくる気の消耗やイライラやめまい、頭痛を改善作用があるので、夏バテに効果的です。

パパイヤ
帰経・・肺・胃・肝
五性・・寒←熱を冷ます力が強い
五味・・甘
体質・・気虚・陰虚・水毒
*気を補い、暑さによる不快感や疲労を緩和します。

うなぎ
帰経・・肝、脾、腎
五性・・平
五味・・甘
体質・・瘀血・陰虚・陽虚・血虚・気虚
*気も補い、滋養作用も強いです。

疲労回復や食欲増進作用があり、特に気の消耗による夏バテで有効です。スタミナ豊富で、ウナギと言えば【土用の丑】です。夏バテで、だんだん食欲も落ちて来る頃に食べる習慣があります。脾・胃の働きを高め、気力や体力を増強してくれます。

栄養価も高く、夏バテ時に必要な栄養素もバッチリ含まれています。また、その中にも含まれるビタミンAは、鼻や咽喉の粘膜の乾燥を防いでくれるので、夏風邪予防にも最適です。

豚肉
帰経・・腎・脾・胃
五性・・平
五味・・甘・鹹
体質・・気虚・血虚・陰虚
*気を補い、体力を回復する。

滋養強壮、体に潤いを与えてくれます。疲労回復には、タンパク質は、なくてはならない存在でもあり、充分に摂る必要があります。また、血液中の糖分をエネルギーに変えるには、ビタミンB1が必要なんですが、豚肉には、そのビタミンB1が豊富に含まれています。

できれば、脂肪分の少なめの、ヒレやモモなどの赤身肉の方が、ビタミンB1やタンパク質が豊富です。ビタミンB1が不足してしまうと、エネルギー消費が上手くいかず、スタミナ不足になってしまいます。

スタミナをつけて、疲労回復するには、タンパク質とビタミンB1が欠かせません。疲労や倦怠感の強い時には、食欲増進効果もある、ニンニクや生姜入りの、豚肉の生姜焼きなどは、いかがでしょうか?^^

鶏肉
鶏肉も豚肉に続いて、タンパク質が豊富で、柔らかく消化が良いので、食欲のなくなる夏場の栄養補給に向いています。食欲が落ち、体力が低下しやすい夏場は、特に栄養補給が欠かせません。鶏肉は、胃腸にも優しい健康食品です。
*気を補って、虚弱体質の体力を増強します。疲労回復にも有効です。

牛肉
帰経・・脾、胃
五性・・平
五味・・甘
体質・・気虚・陽虚・血虚
*気や血を補い血行を良くします。疲労や倦怠感などの体力回復にお勧めです。胃腸の働きを補い消化不良を改善させます。

栄養価も高いスタミナ食でもある、牛肉は夏場にもお勧めです。クソ暑い夏場に、河原などで良くバーべキューとかしますよね。

何も、このクソ暑い中で???バーベキュー?はッっ?と思う方もいるかもしれませんが、これは以外と利にかなっているのです。

夏バテで消耗しがちな、タンパク質や栄養素を摂取する事で、夏に負けない体!にする事ができます^^

肉類には、豊富なタンパク質、ビタミンやミネラルも含み、疲れに良く効きますし、何といっても、スタミナ食です。

ストレス発散にもなり、気分が上昇する事で、消耗した気も上向きになり、一石二鳥です○^^○

あれダメ、これダメばかりでは、気が下向してしまいます。たまには、自由に食べる日も必要と思います。

その変わりハメを外した後の、軌道修正は忘れずに^^

肉類を食べる時は、消化を助ける大根おろしや、胃壁を守り、胃もたれを防ぐ、キャベツを一緒に食べると良いですょ。

キャベツは、肉の油を吸収し、高カロリーの肉をエネルギーとして燃やしてくれます。肉のコゲには発癌性がありますが、キャベツは発癌予防効果もあります。

バーベキューの肉って、結構コゲますからね(汗)

注意)胃腸が弱っている人
牛肉、鶏肉、うなぎ、なども、気を補う食品に分類されていますが、これらのタンパク質は、消化に時間がかり、いつまでも胃に残るため、胃腸が弱っている方は、摂取に注意が必要です。

適量にしたり、塊肉(ステーキ)ではなく、ひき肉(ハンバーグ)にしたり、消化を助ける発酵食品と一緒に摂るなどの工夫しましょう。

お肉を調理する際に、下ごしらえの段間で、発酵食品である味噌やヨーグルトに漬けこんで置くだけでも、旨みも倍増し、消化を促す手助けになります。そして、卵は、火を通すほど消化が悪くなるので、お勧めは温泉卵(半熟)程度で食べる方が消化が良くなります。

そして、胃が弱っている時は、いつもより良く噛んでゆっくり食べる事です。良く噛む事で、胃液の分泌を高め、消化を助けてくれますからね^^

必要のない栄養素はありません。タンパク質も大切な栄養素の一つで、不足してしまうと栄養不足から、疲れやすくなったりしますので、臨機応変に肉類以外でタンパク質を摂るのであれば、豆腐や豆乳、ヨーグルトなどで、補ってあげましょう。

また、夏場でも、お腹だけはホットパンツや腹巻きなどで温めてあげると良いですね♡

基礎代謝を上げてくれる体を温める食べ物を意識的に摂り、消耗した気を取り戻してあげる事が大切です♡

夏ばて時のお勧めドリンク

厳しい暑さで、消耗しがちな気を補ってくれます。体休め、心休めは大切です♡

疲れたら、無理せず一息入れましょう♪

コーヒーや、ココアなどの、飲物をゆっくり飲みましょう♡ イライラ感を取り除き、心を穏やかにしてくれます。

コーヒー

帰経・・肺・心
五性・・平
五味・・苦
体質・・気虚・気滞・瘀血・水毒

ココア
帰経・・肺・心・大腸・胃
五性・・平
五味・・甘・苦
体質・・気虚・瘀血・水毒


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夏ばての原因その2
【陰虚(いんきょ)タイプ】
大量に汗をかいている人は、このタイプにも当てはまります!体内の水分が大量に減少している状態なので、脱水症状に注意が必要です。汗は、ただの水ではありません。汗には、大量のミネラルが含まれています。

汗って塩辛いですよね?この塩気もミネラル成分の一つです^^つまり、汗でこれらのミネラルが不足してしまうと、疲労感やダルさにつながるわけです。ミネラル不足は、イライラの原因にもなります。

夏ばてで消耗した体液を補う食べ物


この陰虚タイプの人は、失われた体液を補い潤いを与えてくれる、ほうれん草や、オクラや白キクラゲなどがお勧めです。

ほうれん草
帰経・・肝・胃
五性・・涼←体の熱をとる
五味・・甘
体質・・気虚・血虚・瘀血・陰虚・陽熱
*熱をしずめ、血を補い体に潤いを与えます。

オクラ
帰経・・腎・胃
五性・・平
五味・・甘・苦
体質・・気滞
*胃腸の粘膜に潤いを与え、消化を助けます。汗をかいて消耗しやすい、ビタミンやミネラルを多く含むので、疲労回復や夏ばて防止に、ぜひ摂りたい食材です。

白キクラゲ
帰経・・肺・胃・腎
五性・・平
五味・・甘・淡
体質・・気虚・血虚・陰虚
*肌や喉に潤いを与えます。

夏ばての原因その3
【湿邪(しつじゃ)タイプ】

冷たい飲物をガブガブ飲んでいませんか?夏はアイスが美味しい季節です。とは言え摂り過ぎはNGです。冷たい食べ物や飲物を摂りすぎている方は、このタイプに当てはまります。

冷たい食べ物や飲み物は、胃腸を初め内臓を冷やしてしまいます。すると、消化機能が低下してしまいます。
つまり、体内に余分な水がたまっているサインです。薬膳の中医学ではこれを【湿】と呼びます。

余分な水分が胃の中にいつまでも停滞しているため、消化に時間がかかるわけですね。腹痛や下痢などをしやすくなります。

夏ばて時の湿邪に効く食べ物


この湿邪タイプは、余分な水分を外に排出してくれる食べ物がオススメです、例えば、この季節に出回る、とうもろこし、スイカ、キュウリ、ナスや、アスパラガス、冬瓜などです。

とうもろこし
帰経・・大腸・胃
五性・・平
五味・・甘
体質・・気虚・水毒
*むくみを予防し、消化を助けます。

スイカ
帰経・・心・胃・腎
五性・・寒←熱を冷ます力が強い
五味・・甘
体質・・陰虚・水毒・陽熱
*体にこもった熱を冷まし、体内にたまった余分な水分を排出し、むくみや夏ばて時の体のだるさ、食欲不振を改善します。
注意)お腹が冷えやすい人は、食べ過ぎに注意です。


キュウリ
帰経・・胃・小腸
五性・・寒←熱を冷ます力が強い
五味・・甘
体質・・陰虚・水毒・陽熱
*9割は水分で、利尿作用があり余分な水分を排出させます。また、熱を冷まし喉の渇きも癒やします。

にがうり
帰経・・心・脾・胃
五性・・寒←熱を冷ます力が強い
五味・・苦
体質・・陰虚・水毒・陽熱
*にがうりには、デトックス作用があり、夏場のほてりも鎮めてくれます。

枝豆
帰経・・腎・脾、胃
五性・・平
五味・・甘
体質・・気滞・血虚・水毒
*気や血を補い疲労を回復させ、夏バテにはお勧めの食べものです。胃腸の働きを助け、体内に滞った水の巡りを改善します。夏バテに効く食材は、ビタミンB1やビタミンC、タンパク質を多く含んでいます。枝豆以外に、グリンピース、そら豆やインゲン豆、サヤエンドウも、これらの成分を多く含み、水分代謝を良くしてくれる食材です。

このように、これらの3つのタイプは、気と水(湿)が大きく影響しているのが分かります。

上記のタイプ!1つ、もしくは2つ以上当てはまる人もいるかもしれませんね(汗)

ただ言えるのは、上記の3タイプとも、充分なミネラル補給は大切です。新鮮な旬の野菜や果物や、ミネラル豊富な海藻類は積極的に摂りましょう。

食欲のないときは、唐辛子や、ニンニク、ショウガなどの香辛料などを上手く使うと良いですね。香辛料は、胃液の分泌を促し食欲を増す効果があります。

また、レモンなど柑橘系の食材を、上手組み合わせる事で、疲労物質の蓄積を防ぎ、より効果的です。お肉にレモンを、ギュっと絞ったり、キュウリの三杯酢などを一品添えるなどしてみましょう。

上記の通り、夏バテの症状は、まずダルい!そして疲れやすくなります。だんだん食欲もなくなり、寝つきも悪くなってきます。夏の暑さで、食欲が落ちてくると、体内のタンパク質が消費するにしたがい、その供給が追い付かなくなります。

つまりこれが、【夏バテ】です!

食欲が落ちて、食べれなくなると、どうしても食事が偏りがちになります。咽喉が渇くので、お茶やジュースなどを、がぶ飲みしたり、つい甘いものを食べ過ぎ、糖質傾向になるわけです(タイプ2に当てはまります)

自分もそうでしたが、夏は水分ばかり摂り過ぎて、水腹になります。食べるより、飲みたくなりますからね。夏バテに向って、一直線です。

こうなると、逆にタンパク質やビタミン、ミネラル等が不足し栄養状態に、支障をきたしてくるわけです。誰でも、心当りがありますよね。

また、外が暑いので冷房で部屋を、ガンガンに冷やす傾向があるので、手足が冷え、ダルさや頭痛などの症状を引き起こします。

また、外気との温度差に体が、どうしてもついて行けなくなります。少しずつ体調を崩してしまう、これが【冷房病】と言うやつです。

夏バテの対処法
暑い夏は、基礎代謝が高まるので、タンパク質を多く消耗します。またエネルギーの代謝に欠かせない、ビタミンB1が必須です。

夏バテになってしまったら、とにかく栄養を摂り、しっかり体を休める事が大切です。体力が落ちているので、涼しく過ごせる環境で、充分な休養をとり、消耗しがちな気を回復させてあげましょう。

部屋は、冷やし過ぎないようにして、扇風機や除湿器なども上手く利用します。。窓越しに、すだれを掛けたり、庭に打ち水をする事で、体感温度を下げる事ができます。
↓夏ばてに効く♡その他の食べ物
とまと
帰経・・肝・脾・胃
*帰経とは、影響し作用する場所の事です。
五性・・微寒←熱を冷ます
五味・・甘・酸
体質・・瘀血・陰虚・陽熱・血虚(加熱調理した場合のみ)

消化を助けますので、食欲がない時などお勧めです。ビタミンやミネラルも豊富なので、体力の回復に持ってこいです。生で食べる事で、たまった熱を冷まし、暑さを取り除きますので夏バテに最適です。

冷たく冷やしたトマトは、食欲が増します。冷やす事で、口の中に爽やか感が広がり、神経を鎮める作用もあり、食欲も出てきます。食欲不振の時は、食前にトマトを摂るとさらに効果的です。

トマトには、ビタミン類や、水溶性食物繊維のペクチン、カリウムなども豊富に含まれ、栄養価に優れています飲む事で、すばやく栄養補給できる、トマトジュースや、他の野菜も入れて、トマトスープにしても良いですね。

かんきつ類★・・疲労回復に
グレープフルーツ
帰経・・肝・胃・脾・肺
五性・・寒←熱を冷ます力が強い
五味・・甘・酸・苦
体質・・瘀血・気滞
*気の巡りを良くし消化を促します。胃もたれや消化不良を改善し、疲労を回復させてくれます。

レモン
帰経・・肺・胃
五性・・平
五味・・酸
体質・・気滞、陰虚・陽熱
*体を潤して、熱を冷まします。皮には、気を巡らす作用があるので、薄切りレモンにして、黒砂糖やはちみつ漬けにし、冷蔵庫に冷やしておけば、食欲のない時でも、コレなら食べれたりするので、お勧めです。

みかん
帰経・・肺・胃
五性・・涼←体の熱をとる
五味・・甘、酸
体質・・気滞
*かんきつ類に含まれるクエン酸を充分摂ると効果的です。かんきつ類の酸味は、食欲増進効果もありますし、水分量が多いので、すみやかに体に浸透し、疲労物質を除去、夏の疲れを癒します。

豆腐
帰経・・脾・胃・大腸
五性・・涼←体の熱をとる
五味・・甘
*の熱を冷まして、水分を補います。豆腐は良質のタンパク質で、栄養価も高く、さっぱりと口当たりも良いので、食欲がなくても、摂取しやすいですよね^^

豆乳
帰経・・脾・肺・大腸
五性・・平
五味・・甘
*心身の疲労を回復し、胃腸の働きを整えてくれます。体を潤し喉の渇きも癒やします。

チーズ
帰経・・肝・肺・脾
五性・・平
五味・・甘、酸
体質・・陰虚・陽虚・血虚

*チーズは、潤いを与え、肌や粘膜を保護します。チーズは、発酵する過程で、タンパク質が分解されるので、体内でも吸収されやすく、エネルギーに変わりやすい特徴があります。

そうゆう意味では、チーズは、食欲が落ちて来る夏場に、ちょいと栄養補給するのに向いています。くどいですし、多くを摂る必要はありません。チーズの良い点は、少量でも栄養価が高く、夏バテ時に必要な栄養素を含んでいる点です。

一口で食べられる、キャンディーのように包んであるタイプのものなら、持ち運びもできますし、サッと食べる事もできてGOODです。


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この記事を書いている人

学生の頃は栄養学を学んでいましたが、平成9年10月に調理師免許を取得しました。家族の健康の為に、そして料理の幅を広げるため、後に国際薬膳食育師となりました。栄養学とは、また違う切り口の薬膳は、自分にとっても、とても新鮮で奥が深く学べば学ぶほど、新たな発見がありました。今は、こうして家族の健康に寄り添い、薬膳を初めて体の不調もグッと改善された事を実感しているので、現在は見事に薬膳の世界に魅了されています○^^○薬膳は、本当に知れば知るほど面白いです♡

薬膳club 管理人 miho sugiura



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